こんにちわ。先日はブログを始めてから一番うれしい出来事がありました。GoogleAdSense(以下アドセンス)の審査を二回目のチャレンジで通過しました!
年々厳格になっているというアドセンスの審査。ネットで検索すれば「アドセンス 落ちた」というワードも沢山出てきますね。
現在の審査基準で合格すればGoogleに「一定のクオリティーのあるサイトである」と認められた考えても良いと思います。そういった意味でも自分のブログのコンテンツに自信を持てるし、今後の運営へのモチベーションにもなっていきます。
この記事では私と同じようなブログを始めて間もない初心者でアドセンスを使いたい方(特に美容系のブログを運営している方)の参考になるように、アドセンス申請時の状況と不合格だった1回目から2回目までに行った改善策を書いていきたいと思います。
「そもそもアドセンスって何?」という方のために簡潔に説明しますと、アドセンスとはGoogleを媒介として企業が出稿する広告を自サイトに掲載し、広告がクリックされることで収益の発生するネットワークビジネスです。詳しくはこちらをご覧ください。
オンライン ビジネス - ウェブサイトの収益化 | Google AdSense – Google
Google AdSense 1回目申請時の状況
※事前に調べていた情報では申請時に一次審査があり、その後に実際に広告コードを貼り付けて二次審査に移行するとのことでしたが、現在は一次審査が省略されているようです。私が申請した時にはいきなりアドセンスの貼付け用コードが表示され、二次審査となりました。
●申請日:2017/2/24
●総記事数:42
●文字数:1記事あたり1000~3000文字
●スマホ対応:レスポンシブルデザイン
●広告:記事内にAmazonと楽天の商品リンクあり
●審査結果通知:5日後
結果は「不十分なコンテンツ」という理由で不合格だったのですが、この「不十分なコンテンツ」というのにも色々な要素があるようです。単にサイトのボリューム不足だったりGoogleのポリシーに違反している内容がある場合も、このようにひとくくりにされているようです。親切に細かいところまで不承認の理由を教えてくれても良いと思うのですが仕方ありません。
まずはアドセンスのプログラムポリシーに違反してないか見ていくことにしました。
コンテンツガイドライン
- ポルノ、アダルト向け、成人向けのコンテンツ
- 暴力的なコンテンツ
- 差別的な発言(人種、民族、宗教、障害、性別、年齢、従軍経験、性的嗜好 / 性同一性に基づく特定の個人や集団への差別や暴力を助長するコンテンツを含む)や、嫌がらせやいじめなどに類するコンテンツ(個人や集団に対する攻撃を奨励するコンテンツ)
- 不適切な表現
- ハッキングやクラッキングに関するコンテンツ
- 迷惑ソフトウェアに関するポリシーに違反するソフトウェアや他のコンテンツ
- 不正なソフトウェアやアドウェア
- 違法な薬物や麻薬関連製品に関するコンテンツ
- 絶滅危惧種を原材料とする商品を奨励、販売、宣伝するコンテンツ
- ビールやアルコール度の高い酒類の販売
- タバコやタバコ関連商品の販売
- 処方箋医薬品の販売
- 武器および兵器や弾薬(銃火器、銃火器のパーツ、戦闘用ナイフ、スタンガンなど)の販売
- 授業や講義の課題、または論文の販売や配布
- 報酬を提供して、広告や商品のクリック、検索、ウェブサイトの閲覧、メールの購読をユーザーに促すプログラムに関連するコンテンツ
引用ーAdSenseプログラムポリシーより
簡単に言えばエロ・暴力・犯罪・ギャンブル・武器・酒・タバコ処方箋医薬品の販売などに関するサイトは禁止ということです。あとはポイントサイトの情報を扱うサイトでもアドセンスは使えません。
これらに関してはうちは健全な美容ブログですので一切引っかかるようなことはありません。処方箋医薬品の販売サイトへ誘導するような記事も掲載していませんし。
著作権について
もう一つ重要なのが著作権。著作権に違反するコンテンツは禁止とアドセンスのポリシーにもはっきり記載されています。
著作権に関してもwebから拾ってきた芸能人やスポーツ選手の画像を貼ったり、TV番組や映像作品が違法にアップロードされたYoutubeのリンクを貼るようなこともしていません。使用画像は基本的に自分で撮影した写真か無料素材サイトのイメージ画像ですので問題はありません。
アフィリエイト
他のアフィリエイトリンクを貼っていても審査通過したという事例はいくつもあるようですので、特に問題はないと思います。但し、ヘッダー・サイドバー・フッター・記事中などいたるところにベタベタ貼るのはやめた方が良いとは言われています。
他社の広告が大量に掲載されているようなサイトに自社広告を出したい企業はいないでしょう。広告代理店の立場であるGoogleも広告スペースとして適切かどうか見極めていると思われます。
私の場合は記事中に記事の内容と関連がある商品のリンクを貼っているだけだったので、広告が理由で落ちることはないと考えられます。
落ちた原因を考える
ここまで見てきましたが当ブログではコンテンツ違反になる要素は一切ありませんでした。そうなると単純にボリューム不足だったのでしょう。
2015~2016年くらいのアドセンス審査対策の情報を掲載しているサイトなどでは「1000文字以上、30記事以上が目安」と書かれていたりもしますがこれでは今の審査基準で合格するのは難しいのではないかと思います。昔の情報はあまりあてになりませんね。
自分ではそれなりにがんばって良い記事を書いてきたつもりだったので、それを「不十分なコンテンツ」と切り捨てられるのは悲しい気持ちになりましたが、気を取り直してリベンジを目指すことにしました。
2回目の審査までに行った対策
ブログのカスタマイズ
「質の高い記事を増やす」というのは基本なので、それ以外の方法でサイトのクオリティーを上げるためにまず大幅なカスタマイズを行いました。詳細は以下の記事をご覧ください。
まとめると
・メニューバーを設置してサイト全体を回遊しやすくする
・関連記事を表示して内部リンクを強化
・スマホ対策(メニューボタンの設置・シンプルなはてなブログの初期デザインから独自性を出すなど)
上記の3点を重点的に強化し、今のPC版・スマホ版のレイアウトが出来上がりました。
画像の最適化
審査対策であると同時にSEO対策の一環として容量の大きい画像を最適化し、ページ表示速度の改善を行いました。Googleアナリティクスの速度についての提案機能がとても役に立ちました。やはりGoogleの言うことは素直に聞いておいた方が良いでしょう。
その他の対策
デザインのカスタマイズとページ表示速度の改善をすることでサイトの品質を底上げすることは出来たので、あとは記事数を増やしてコンテンツを増強すると共に以下のような細かい対策も行いました。
●記事のリライト・統合
テキスト量不足だったり内容の薄い記事をリライトしました。また、一番最初に書いた挨拶的な記事をaboutページに組み込んだり、関連性のある記事を統合して1つにまとめることで平均的な記事の質を向上させました。
●ブログ村バナーの撤去
「クリックしてください」と誘導させるようなバナーはアドセンスの審査に悪影響はあっても良いことはひとつもないので、審査期間中は撤去しました。
審査が二週間かかってしまったのでブログ村のランキングもスキンケア5位から圏外になってしまいましたが、元々ブログ村から訪れるユーザーは全体の1%程度しかいなかったので特に影響はありませんでした。
一応、サイドバーに復活はしてますが審査関係なくブログ村自体から撤退も検討中です……
Google AdSense 2回目申請時の状況
●申請日:2017/3/16
●総記事数:54(合格時62)
●文字数:1記事あたり1000~4500文字
●スマホ対応:専用デザイン
●広告:記事内にAmazonと楽天の商品リンクあり
●審査結果通知:13日後
今回は審査期間が長引いて少々心配にもなりましたが、やることをやったのが身を結び無事合格となりました。
リベンジできた要因
とにかくコンテンツを充実させることが最重要です。2回目の申請までに記事数を増やすだけでなく4000文字を超える記事を書いたり質・量とも強化するようにしました。
勿論、内容の薄い記事や中身のないコピペだらけの記事を書いてもしょうがない(コピペばかりしてると本当に悪質・低品質なサイトだと判断され、検索順位も低下します)ので「ユーザーにとって有益な情報」であることを意識しました。
サイトとしてのデザイン性・実用性も重視される項目だと思います。メニューやサイトマップのようなものを作って、訪れたユーザーが目的のページを探しやすいカテゴリ分けをしておきましょう。
サイト開設2ヵ月でアドセンス審査通過するまでの経緯を書かせていただきました。今後も審査基準がより厳格化されていくことが予想されますが、記事の質やサイトとしての実用性を意識し、クオリティーを上げていけばGoogleは広告スペースとしての価値があると認めてくれるはずです。
この記事がこれからアドセンスに申請しようと考えている皆様のお役に立てたら幸いです。