美容男子の実直☆コスメレビュー

2017年1月運営開始。2018年8月現在月間40000PV。管理人は162cm 50kgで年齢はthe GazettEのルキと同じ。普通~やや混合肌。男はワイルドよりキレイが理想。 制作会社勤務でメインは紙媒体のお仕事です。web知識も勉強中。 詳しいプロフィールはaboutページをご覧ください。

【ヘパリン類似物質】ヒルドイドと同じ有効成分の市販品まとめ

スポンサーリンク

皆さんは「ヒルドイド」という処方薬をご存知ですか?

検索から訪れてくれた人は知っていて読んでいると思いますが、改めて説明しておきますね。

ヘパリン類似物質配合製品を探している人は目次から下に飛んでください(^-^)

 

 

 

ヒルドイドとは

f:id:mochi-mochi-kun:20181031162054j:plain

画像引用 - ヒルドイド - Wikipedia

 

ヒルドイドとはマルホが製造販売する抗炎症血行促進剤、血行促進・皮膚保湿剤。2018年現在製造されているのはクリーム、軟膏、ローション、フォームの4種。ジェネリックとしてビーソフテン(持田製薬)があります。

 

●有効成分

ヘパリン類似物質(0.3%含有)

 

●効果・効能

血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)

 

ヒルドイドの有効成分「ヘパリン類似物質」とは

ヘパリン類似物質とは、元々ヒトの体内に存在する「へパリン」という物質と似た機能を持つ成分で「保湿」、「血行促進」、「抗炎症作用」の働きがあり、特に乾燥肌に優れた効果を発揮します。

ヘパリン類似物質を使用することで細胞の生成を促進、乾燥してスカスカだった肌密度を高める、肌荒れを抑える整肌効果など、肌機能の回復をサポートしてくれます。

参考 - ヘパリン類似物質について|顔などの乾燥荒れ肌治療薬 さいき|小林製薬

 

このような優れた肌再生効果を持つヘパリン類似物質が配合されたヒルドイドは、乾燥で肌がガサガサになったり、炎症・疾患を起こしてしまって皮膚科を受診した場合によく処方されます。

 

ヒルドイドの美容目的での使用が問題になっている

そんなヒルドイドですが、乾燥肌への改善効果が口コミで広がり、ネット上では「最強の保湿クリーム」、「高級コスメより効果ある」などと言われるようになりました。

芸能人やメディアなどがそのような無責任な情報を発信した結果、治療ではなく美容目的でヒルドイドの処方を求める人が増えてしまったのです。

 

ヒルドイドは医療保険が適用されるので、軟膏50gが300〜400円程度。診察費と併せても1000〜2000円くらいで入手できちゃいます。「安価なアンチエイジングクリーム」くらいに考えている人が後を絶たないわけです。

 

 処方の増加により医療費を圧迫

厚生労働省のデータによると、ヘパリン類似物質を含む医薬品処方量上位10製品だけで14年→15年にかけて処方は17%増。医療費は60億円も増加しました。

合計473億円という金額は国全体の医療費の0.4%にも相当する額になるそうです。ヘパリン類似物質自体は安価であっても、その積み重ねが医療費を圧迫し、国民の負担を増加させているのです。

 

このような状況に、製造・販売を行っているマルホも「ヒルドイドの適正使用に関するお知らせ」を出しています。

https://www.maruho.co.jp/release/nek5p40000002jko-att/20171018_pr_jpn.pdf

 

厚生労働省では保険適用から除外も検討されているそうです。そうなってしまったら本当に必要な患者さんが不利益を被ることになるでしょう。

治療の必要もないのに病院でヒルドイドの処方を求めることは、良識があるのでしたらやめていただきたいと常々思っています。

 

ヘパリン類似物質は市販品にも入っている

実はヘパリン類似物質は処方薬でなくとも、ヒルドイドと同じ0.3%の分量で配合したものが製薬会社各社から第二類医薬品として販売されています。

製品による違いは添加物や保湿成分、他の有効成分の有無です。

主な市販品の特徴や価格などを以下にまとめました。

 

ヘパリン類似物質配合の市販品を紹介(医薬品・医薬部外品)

f:id:mochi-mochi-kun:20181031164308j:plain
 

小林製薬 Saiki(さいき)

f:id:mochi-mochi-kun:20181031162050p:plain

スキンケアではなく医薬品で治す|顔などの乾燥荒れ肌治療薬 さいき|小林製薬

 

小林製薬より、乾燥・肌荒れを治す医薬品として発売されているのがSaiki(さいき)です。

ヘパリン類似物質以外の有効成分として、グリチルリチン酸二カリウム(抗炎症成分)とアラントイン(肌荒れ・ひび割れた皮膚組織の修復を補助)。クリームのみガンマ-オリザノール(皮脂腺の働きを活性化、皮膚表面の保護)が配合されています。

 

●有効成分

・ヘパリン類似物質

・グリチルリチン酸二カリウム

・アラントイン

・ガンマ-オリザノール(クリームのみ)

 

●製品ラインアップ(価格はメーカーホームページより)

・さいきa 治療ローション 30g:1026円、100g:2592円

・さいきn 治療乳液 25g:1026円、80g:2592円

・さいきc 治療クリーム 30g:1836円

 

 

 

グラクソ・スミスクライン HPローション・クリーム

f:id:mochi-mochi-kun:20181031162047p:plain

乾燥肌へHPローション 製品紹介:グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社

 

無香料・無着色・ステロイド無配合の安心処方が定評のあるHPシリーズ。

他に有効成分は配合されていないので、ヘパリン類似物質によるドライスキン治療を目的としたシンプルな医薬品といった印象があります。

ローションはさっぱり、クリームはグリセリンの量が多めで肌の保護に適したしっとりタイプとなっています。

 

●有効成分

・ヘパリン類似物質

 

●製品ラインアップ(価格は参考価格)

・HPローション 50ml:1780円

・HPクリーム 25g:1333円 60g:2448円

 

なんだか小林製薬の「さいき」に比べて割高な気がしますね・・・

 

 

 

ロート製薬 ヘパソフト/ヘパソフトプラス

f:id:mochi-mochi-kun:20181031162043p:plain

ヘパソフト | ロート製薬: 商品情報サイト

 

ロート製薬のヘパソフトとヘパソフトプラスは皮膚の乾燥の治療薬ですが、ヘパソフトは医薬部外品でヘパソフトプラスは第二類医薬品となります。

その違いは有効成分の配合量です。ヘパソフトはヘパリン類似物質、グリチルリチン酸二カリウム、アラントインが配合されていますが、配合量の記載がありません。医薬部外品なのでそれほど多くは入っていないと考えられます。

その代わり保湿成分のワセリンや濃グリセリンが入っているので、乾燥を防ぐ薬用保湿ローションとして顔にも使用できるのが特徴です。

一方、ヘパソフトプラスはかゆみを伴う乾燥性皮膚の治療用クリームです。ヘパリン類似物質(0.3%)に加えて肌の修復成分パンテノール、かゆみを抑えるクロタミトン、抗ヒスタミン効果のあるジフェンヒドラミンが配合されています。

ヘパソフトプラス説明書を確認したところ、顔に塗ることを禁止する記載はありませんでしたが、推奨もされていません。顔への使用は薬剤師または登録販売者、ロート製薬のサポートデスクに相談してみてください。

 

●ヘパソフト 薬用ローションの有効成分

・ヘパリン類似物質

・グリチルリチン酸二カリウム

・アラントイン

 

●ヘパソフトプラスの有効成分

・ヘパリン類似物質

・パンテノール

・ジフェンヒドラミン

・クロタトミン

 

●製品ラインアップ(価格は参考価格)

・ヘパソフト 薬用ローション 50g:749円、100g:1218円

・ヘパソフトプラス 50g:1118円 85g:1728円

 

 

 

 

 

NALC 薬用ヘパリンミルクローション

f:id:mochi-mochi-kun:20181031162037p:plain

乾燥肌の救世主「ヘパリン類似物質」配合【NALC薬用ヘパリンミルクローション】

 

こちらは製薬会社ではなく化粧品メーカーから発売されている医薬部外品で、ヘパリン類似物質を配合した顔・体用ローションです。

医薬部外品なので有効成分の量は多くないと考えられますが、スクワラン、リピジュア、ヒアルロン酸というメジャーな美容成分が入っています。

無着色・無香料・無鉱物油・アルコールフリー。

まさに美容目的でヘパリン類似物質を使ってみたい人にピッタリなローションではないでしょうか。

 

●有効成分

・ヘパリン類似物質

・グリチルリチン酸二カリウム

 

●製品ラインアップ(価格はメーカーホームページより)

・薬用ヘパリンミルクローション 200ml:2880円  

 

NALC公式ショップ

 

あとがき

保湿・抗炎症・血行促進など優れた効果を発揮するヒルドイドですが、治療以外の美容目的での処方が増加してきたことが、医療費の増加にもつながり、問題になっています。

ヒルドイドと同じ有効成分のヘパリン類似物質を配合した製品は市販されています。

有効成分によって第二類薬品から医薬部外品まで分かれているので、お近くのドラッグストアで購入の際は薬剤師・登録販売者さんに相談して自分の肌の状態に合った製品を選ぶようにしてください。

乾燥がちょっと気になる程度であれば、有効成分が控えめな薬用化粧品から試してみるのが良いと思います。